動きにはなぜ華があるのか(①)あなたの印象を決める立ち姿

基準点動きの質と動きのコツ
この記事は約8分で読めます。

2020.4.2  【加筆・編集しました】

(このブログは①・②に分けてあり、その①です)

 

姿勢が悪いのが気になるけど具体的にどうしたらいいのかが分からない方、

自分の立ち姿が気になる方、自分の姿勢や見た目に関心がある方は是非読んでみてください。

スポンサーリンク

あの人は華があるの〝ハナ〟ってなに?

 

自分にとっては当たり前のことでも、

 

改めて考えてみると実は間違ったやり方をしていた事に気づいたことはありませんか?

 

間違っていることは悪いことではありませんが、

 

それに気づくことも気づいた時点で変化させていくことも大切です。

 

でも、間違ってることを知らなかったり気づかないと、損することがあります。

 

 

華という言葉には、

 

🌹華美(華やかで美しいこと)

 

🌺豪華(贅沢で華やかなこと)

 

🌻精華(優れていて華やかなこと)

 

など、昔から優れた芸のことを、美しく風情があり贅沢でめったにないほど

 

素晴らしいという意味で〝華〟に喩えたそうです。

 

 

その華やかでお客の心を引きつける力が強い人気役者を「花形役者」と呼び、

 

華がある人とは(芸能や芸道において)高い技術に裏打ちされ、

 

観客の心を惹きつける魅力的な芸ができる人ともいえます。

 

 

華という言葉には、人のたたずまいの美しさを例える感覚という意味もあり、

 

立っている様子や姿形(すがたかたち)、美的感覚や観念が具体化されたものです。

 

 

華という言葉でなくても、

 

オーラが違う。存在感がある。目を奪わる。わしづかみにされる。

 

のように、実際には見えていない〝なにか〟を感じたものを言葉にして表現しています。

 

目立たないけど基礎ってとても大事

基礎の基礎

 

基礎って地味で目立ちません。

 

樹木でいうなら根の部分、家でいうなら土台部分なので、

 

全部か半分は地中に埋まっているのでほとんど人目につかず、

 

地中に根が伸びるのも、基礎を打つのにも時間と労力がかかります。

 

 

目立たないけどベースになる部分なのでとても重要で、

 

例えば、🌸桜の木が枝を伸ばせる範囲は、その木の根が地中に根が伸びた

 

範囲なので幹を太くしたり枝葉を伸ばしてたくさん花を咲かせるには、

 

根が広く深くしっかり張っていることが条件になります。

 

 

これを体に置き換えて考えてみると、

 

どれだけしっかりとした基礎を持っているのか、吸収力が高いのかで

 

体幹の太さ(安定)が決まり、基礎と体幹の安定度が高いほど枝葉に相当する

 

腕から指先までの動きの自由度が高まることにつながることになります。

 

 

技術的な事に置き換えて考えるなら、

 

基礎がしっかりと身についているから、

 

基礎と基礎を組み合わせたテクニックの習得が容易になり、

 

状況に応じたアドリブにも強くなり、オープンスキルな状況にも強くなるということです。

 

 

オープンスキルとクローズドスキル

 

オープンスキルとクローズドスキルとでは言葉の意味は正反対ですが、

 

基礎を身につけるにはクローズドスキルの繰り返しになるので、

 

その結果としてオープンスキルに強くなるって考えてみると🤔面白いですよね

 

 

例えば、サッカーやバスケットボールのような

 

オープンスキルスポーツと、水泳や陸上競技のようなクローズドスキルスポーツと

 

野球やテニスのようなオープンスキルとクローズドスキルのミックススポーツがあります。

 

 

🔵 オープンスキルとは、

外的な要因によって左右される技能で、絶えず変化する状況下で使える技能のことです。

🔴 クローズドスキルとは、

外的要因に左右されない技能で同じ状況下で動きやフォームを正確に繰り返す技能のことです。

 

動きのコツって骨が語源です。

コツ

 

〝こつ〟とは、骨(コツ)のことで骨が語源です。

 

骨組みが体の中心で体を支える役目を果たしていることから

 

コツ=本質を意味するようになったそうです。

 

 

徒然草の第百五十段にも

 

骨(コツ)について〝能をつかんとする人〟として書かれていますが、

 

〝動くコツ〟を具体的に言語化してみると

 

さまざまな動きに応用・展開可能な動きのエッセンス

 

 

これといったテキストのない、やり続ける事でしかわからないもので

 

続けて掴んだ人にしか理解できず、掴んだ人同士だと〝アレ〟とか〝ソレ〟と

 

いった簡単な言葉で共有できる感覚的なものでもあります。

 

 

コツをつかむコツ

 

動きのコツを掴むには、

 

複雑な動きよりもシンプルな動きの方が掴みやすく、

 

シンプルな動き中には、さまざまな動きへと展開可能な基本的要素があり、

 

骨格や体の構造を意識した動きで、動きの精度を徹底的に高めていことで

 

小さな筋力を同時発生させて最小限の力で爆発的な力を発生させることが

 

可能になります。

 

 

言葉にするとちょっと難しそうに見えますが、

 

シンプルな動きほど意識しやすく正しく繰り返せば動きのコツが掴みやすいということです。

 

動きの神は細部に宿る

神は細部に宿る

 

大まかに見(み)るだけなら、だいたい同じ。

 

細かくひとつひとつを観(み)ていくと、質がまったく違っていて

 

体内で矛盾をうまく融合させたり、細部でレベルの違う工夫をしている。

 

これは、モノや製品だけでなく人の姿勢にもそのまま当てはまります。

 

 

一見、みんな同じように立ったり動いているようでも、

 

観点が違うと(変わると)体の動きや働きがぜんぜん違って観えたり、

 

同じ動きでも真反対のことをしていることにも気づくのです。

 

 

神は細部に宿る

 

本当に素晴らしい技術やこだわりとは、一見して分かりにくいものですが、

 

細部において細やかな仕事(工夫)がなされていることで成り立っていて、

 

それが結果的に大きな違いになっています。

 

そして、それは小さなことを大切にすることから始まり

 

小さなことの積み重ねがパフォーマンスの違いを発揮することにつながり、

 

一つひとつは些細な違いでも、それが全体になると大きな違いになるのです。

 

 

神は細部に宿る。

 

本当に素晴らしい技術やこだわりは目に見えにくいという意味のことわざは、

 

ドイツのモダニズム建築家が標語として使用したことから広まったそうです。

 

物事を大きく見て、小さなことをおろそかにしない。

 

それは、細部にこそ人生の真実や宇宙の真理が示されているからだそうです。

 

ディティールへのこだわりが、その作品の本質を決めるので細かいところにま

 

で気を配らなければいけない。

 

動きというあなたの作品の本質を決めるディティールへのこだわりを

 

あなたは持っていますか?

 

持っていませんか?

 

立つという日常的でシンプルな動きへのこだわり。

 

そこにあなたの願望や欲求を叶えるカギがあるのです。

 


ということで①はここまでです。

 

②は姿勢を整える基準や姿勢の修正方法などについて書いていますので

 

是非読んでみてください。

 

このブログがあなたの健康維持・獲得のキッカケやヒントになると幸いです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメント